ここ数年で「ミニマリスト」という単語が流行るようになりました。
ミニマリストとはどういう人物なのか、わかりやすく紹介したいと思います。
ミニマリストとは
ミニマリストを一言で表すと、「モノを持たないで生活をする人たち」です。
モノを持たないと言っても、何も持たないのではなく、「最小限」のモノだけを持って生活しています。
ミニマリストが持っているモノってなに?
ミニマリストが持っているものは、例えば衣服や免許証などです。
人によっては、現金は持ち歩かず、キャッシュカードで生活しています。ノートパソコンだけは絶対捨てられない、という人もいます。
本当に、最小限だけで生活していますね。
なぜミニマリストが流行っているの?
ミニマリストが流行っている背景には、大量生産、大量消費があると考えます。
欲しいものはすぐ手に入る代わりに、すぐに手放すこともできます。そうしているうちに、何が大切なのか、分からない人が増えています。汚部屋などが代表的ですね。
ミニマリストはそうした人の反対側の存在です。本当に必要なものだけで生活していくのが、ミニマリストなのです。
ミニマリストになることで、何が得なの? ミニマリストの6つのメリット
ミニマリストで得をすることは、実はたくさんあります。
モノに縛られない
まずはモノがない分、モノに縛られることがありません。
モノは人を縛ります。例えば衣服であればコーディネートに悩み、保管場所を取られます。服がどこにしまってあるか分からなければ、探す時間も必要です。衣替えも必要です。
物理的にも、時間的にも、モノは人を悩ませるのです。
空間を広く利用できる
ミニマリストのように、モノがない生活であれば、空間も広く使えます。モノで部屋が散らかって片付かない、そんなこともなくなります。清潔感もあり、衛生面からしてもいいですよね。掃除も楽です。
災害の面からも安心安全
また、日本は地震の多い国ですので、モノに囲まれた環境より、モノが少ない環境の方が安全です。タンスがなければ、転倒してくる恐れもありません。
転勤族にもおすすめ
また、ミニマリストは移動が楽です。例えば転勤族だったとしても、モノがなければ、引っ越しの際に手間がかかりません。
貯金が増える
金銭面でもメリットがあります。無駄なものは買わなくなりますから、貯金に回せます。部屋も大きいところを借りる必要がありませんから、家賃も浮きます。
老前整理・遺産整理が楽
老前整理、遺品整理の面からも、ミニマリストは優秀です。自分が年老いたとき、既に荷物は整理されていますので、改めて老前整理しなくてすみます。
更に、自分が亡くなったあとも、子や孫などの残された人々が、荷物の整理で悩まなくてもすむのです。
ミニマリストって見習うべき? 3つのデメリットは?
もちろん、ミニマリストにもデメリットがあります。
必要なモノを見極められるか
一番のデメリットは、必要なモノまで削ってしまうことです。
自分が必要なモノがわかっているミニマリストは問題ありません。ですが、モノを減らしすぎて、かえって不自由な生活をしている方も一定数いらっしゃいます。例えば、テーブルを断捨離したおかげで、立って食べ無くてはならない、布団を捨てて寝袋で寝る、などがあります。
「必要最小限」を見極められない人には、ミニマリストは向きません。
人を招き入れられない
また、来客が多い方には、ミニマリストは向きません。自分以外の食器はありませんので、人をもてなすということができないのです。
貧乏くさい
人によっては「貧乏臭い」と思われることもあります。「モノを買わない人」ではなく、「モノを買えない人」と思われるからです。